グァテマラ・アンティグア「ラス・ヌーベス」

入港年月:2025年8月
国 / エリア:グァテマラ・アンティグア
標高:1,530~1,830m
品種:ブルボン
精製:ウォッシュト
生産者:ペドロ・エチェベリア・ファジャ
内容量:10kg(5kg×2袋)
価格:28,000円(税込30,240円)
商品管理番号 G0001
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内訳
販売価格
(単価 × 入数)
注文数

グァテマラ・アンティグア「ラス・ヌーベス」

軽減税率対象
重量
10kg
販売価格
(単価 × 入数)
28,000円(税込30,240円)
28,000円(税込30,240円) × 1セット
注文数
※税込価格は目安です。最終的な消費税額は税抜合計額から計算されるため、変動する場合があります。
アンティグア

選別後のリザルト表

選別後のリザルト表

※上記はあくまでもサンプルの結果です。商品中のディフェクトの混入状況を保証するものではありません。



凡例

凡例

※ディフェクトの分類は、SCAの定める「Green Arabica Coffee Classification System」やコロンビアの品質管理機関であるAlmacafeによる欠点分類表を参考に独自に策定したもの。


焙煎度と風味

「恵まれた生育環境」「それを鏡のように映し出すブルボン品種」「精度の高いウォッシュト精製」で作られるペドロ氏のコーヒーは、「豊かな柑橘のニュアンス」「しっかりとした質感」「十分な甘み」「ほんのりとしたフローラルさ」という、スペシャルティコーヒーのお手本ともいうべき風味を備えています。とりわけ「ラス・ヌーベス」は、ペドロ氏が出かける農地の中でも、「柑橘のニュアンス」がよりよくあらわれており、スペシャルティコーヒーの基本の風味である「柑橘」を学ぶのに最適な素材ともいえます。

ミディアムロースト

ミディアムロースト

爽やかな柑橘の風味が一切のひっかかりなく口の中に広がります。お酢のようなすっぱい味ではなく、すっきりとした心地よい風味です。浅煎りながら、甘み・なめらかな質感もほんのりと感じられ、陰ながら飲み心地の良さを演出してくれています。
同じ浅煎りでも「ハイロースト」よりも浅い「ミディアムロースト」で煎り止めることで、このコーヒーの特徴ともいうべき「きりっとした柑橘のニュアンス」を取り出すことができ、爽やかな印象のコーヒーに仕上がります。


産地特性

アンティグア

恵まれた生産環境

コーヒー生産地として世界的にも有名なアンティグア地域。
歴史の長い農園が数多く存在し、グァテマラのスペシャルティコーヒー生産を牽引する地域として発展してきました。
近年は市場環境の変化や世代交代などにより、コーヒー生産への取り組み方や栽培品種が良くも悪くも多様になりつつありますが、古くから優良生産地として認識されている理由は、適切な品種を丁寧に栽培・精製すればアンティグアらしい優れた風味を備える素晴らしいコーヒーを生産できる“環境の力”があるからです。
アンティグアの環境でまず注目するのは標高。
アンティグアは、アカテナンゴ、フエゴ、アグアの3つの火山に囲まれた盆地地形です。平地部分でも標高は1,500mを超え、山腹の農地は2,000mに達する高標高産地です。高標高は気温を低く保ち、コーヒーチェリーの熟成を遅らせるため、種子(コーヒー豆)が硬く締まり、糖度が高く、複雑で高品質な風味の形成に大きく寄与します。
次に雨量です。
雨雲は太平洋側から流れてきますが、3つの火山によって大気が閉じられるため、雨雲は降雨を終えてからアンティグア盆地へと流入します。この地理的条件により、降雨はあるものの多すぎないという絶妙なバランスの気候が実現しています。これにより、コーヒーの栽培に必要な水分は得られつつも、過度な湿気による病害のリスクが軽減され、乾燥しすぎない理想的な環境が維持されます。
そして土壌。
過去の噴火による堆積物が風化した火山性土壌は、コーヒーの生育に必要なミネラル成分が豊富に含まれています。さらに、水はけ(透水性)と水持ち(保水性)という、相反する特性を併せ持つ構造も持っており、水分の管理という点でコーヒー栽培に非常に適しています。 このように、アンティグアは高標高、絶妙な雨量、そして肥沃な火山性土壌という、高品質コーヒー栽培に理想的な条件が揃った、世界を代表する生産地と言えます。


生産地との
取り組み

サンプルワーク

サンプルワークを通じた会話

産地とのコミュニケーションは様々な形で行われています。
お互いの現場を直接見学・視察することで、現地でこそ認識・発見できることもありますし、訪問できないタイミングや緊急性の高い場合はメールや電話、Web会議などオンラインで情報をやりとりすることもあります。目的に応じて接し方は変わりますが、そのなかでも、品質の維持・向上において最も大切になるコミュニケーションが「サンプルワーク」を通じた意見交換でしょう。 つまり、商品における評価と課題の発見、そしてそのフィードバックです。

本商品の生産者であるペドロ氏とのサンプルワークは膨大な数になります。というのも、彼は本商品の「ラス・ヌーベス農地」以外にも、「サンタカタリーナ農園」「ラ・トラベシア農園」「ラ・ホヤ農園」など別の農園も所有しています。それらの農地はさらにいくつかの区画に分けられており、その収穫日や精製のタイミングごとにサンプルを作成してもらっているからです。
その数は軽く100を超えるでしょう。
このサンプルワークは買い付け対象のすべての産地と行うのですが、ペドロ氏のコーヒーはその膨大なサンプル数に加え、我々の主軸商品ということもあり、より慎重かつ綿密に行う必要があります。

チェックを通じて、「合格」とみなせるものは品質や風味の傾向が似ているもの同士をより大きなロットとしてまとめ上げ商品化していきます。区画によっては単体で商品化するケースもあります。 一方で、我々が定める一定の品質基準に達していないロットがあれば、やむを得ず「不合格」とし購入を見送ることも当然あります。
この買い付けに関わるサンプルワークのなかで大切なのが、「不合格」としたものが、どのような理由でそう判断されたのかを明確にフィードバックすることです。なんかおいしくない、ではペドロ氏が納得できるわけがありません。フィジカルチェックの結果という具体的な数値データを用いながら、どのようなネガティブな風味が発生しているかを言語化して伝えます。
また、その不合格とする基準がぶれてもいけません。同じ品質レベルにも関わらず、昨年は買ったけど今年は買わないのでは、生産者の収入は安定しませんし、消費国側のお客様の信頼も失いかねません。基準を超えるしっかりとした品質であればちゃんと買い付ける。満たないものに対してはおまけせずに不合格とする。この一貫性と持続性が信頼関係の基盤になります。

また、発生する不良豆の性質から産地の課題も見えてきます。天候不良など人為的でない現象以外にも品質低下の要因は様々考えられます。例えば、ピッカーを予定人数雇うことができず収穫が遅れてしまった。精製設備の設定を調整したら精度が落ちてしまった。フィードバックとともに、産地側で起こっていることや抱えている課題をしっかりとヒアリングして、来年以降の改善に繋げていけるよう意見交換を行います。そのために必要な支援やアドバイスがあれば当社側からも提供します。
ペドロ氏とはこのようなサンプルワークのやり取りを20年以上も続けています。

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